AIが選んだ低価格株、6月に30%以上急騰した事例が続出
6月に入り、グローバル株式市場はほぼ横ばいで、市場平均を上回るリターンを得るのは簡単ではありませんでした。
その一方で地政学的緊張が高まる中、インフレに関する良いニュースもあり、市場は複雑に動いています。
こうした状況で、指数に投資するより個別銘柄を選ぶ方が効果的だと言われており、AIを用いた株式推薦サービスが良い成果を挙げています。
例えば、韓国のDND PharmaTechという銘柄はAIが5月から推奨し始め、6月だけで64.74%も上昇しました。アメリカのBausch Healthも6月に36.15%急騰しています。
また、サムスン電子やサムスンSDSといった大型株も6月に30%以上上昇し、インドのLumax AutoTechnologiesも30%以上伸びました。
6月にこのような急騰銘柄が11銘柄以上も出たのは驚きです。
特に米国の技術株でAIが選んだポートフォリオは6月に83%の銘柄が上昇し、S&P 500指数を4.5%上回るリターンを出しました。
S&P 500は米国の代表的な株価指数で、これを上回るのは難しいとされています。
さらにドイツ、スペイン、韓国、ブラジルなどの国別ポートフォリオも立ち上げ後に25%〜35%以上のリターンを記録し、ベンチマーク指数より9〜19%も優れた成果を上げています。
例えばドイツのThyssenkruppは5ヶ月で210%以上の利益を出し、韓国のABL Bioも186%上昇するなど、注目銘柄が含まれています。
このAI推薦モデルは毎月、15年分の世界データを基に150以上の金融モデルを適用して20の有望銘柄を選び出す仕組みです。
重要なのは、新規推奨銘柄を加え、期待外れの銘柄は除外しながら継続的に管理している点です。
毎月、均等分散投資で運用した場合のリターンをチェックしています。
「均等投資」とは、例えば20銘柄が推奨された場合、各銘柄に投資資金を1/20ずつ均等に分配することを意味します。
このAIモデルが強調するのは、株式投資で「いつ売るかを知ること」が重要だということです。
成長可能性が低下した銘柄から素早く売却し、市場に長くとどまりすぎないことを重視しています。
モデル開始以来の10年間で、米国のS&P 500指数を2,000%以上上回るリターンを達成し、10万ドルを投資すれば現在約216万ドルに増えているとの試算もあります。
結論として、AIを活用した株式銘柄推薦は、停滞するグローバル市場の中でも良好な投資機会を見つける優れた例と言えます。