Quantum Computing Inc、QUBT、新しいCFOの任命と元CFOの退任について

Quantum Computing Inc、別名QUBTのCFOであるクリストファー・ベームラー氏が、2025年6月19日付でCFOの職を退くことが発表されました。

ベームラー氏は今回の退任は会社の運営、方針、慣行に関するいかなる不和も原因ではないと明確にしています。

会社はベームラー氏と別途合意を結び、今後12か月間基本給30万ドルを支払い、普通株式25,000株を付与し、健康保険も12か月間維持することにしました。

さらに、ベームラー氏が保有していたストックオプションは即座にすべて『ベスト』され、90日以内に行使可能となります。

ここでのベスティングとは、株式やストックオプションの権利が完全に本人のものになることを意味します。

同じ日に取締役会は、新CFO兼法務顧問としてクリストファー・ロバーツ氏を任命し、6月20日から発効します。

ロバーツ氏は2018年から2023年までQUBTのCFOを務め、その後2023年から今年までコンサルタントとして活動していました。

70歳のロバーツ氏はバージニア法科大学院で法学の学位を取得し、MITでは電気工学の学士号と経営学修士号（財務および技術経営専攻）を取得しています。

彼はキャリアの初期に大手企業Raytheonで働き、ニューヨークの大手法律事務所で弁護士としての経験もあります。

ロバーツ氏は航空宇宙、防衛産業、IT分野の政府契約、および公的・民間企業で39年以上の財務管理経験を有しています。

特にLeidosの子会社Systems Made SimpleやNASDAQ上場企業だったIntegral Systemsなど、複数の企業でCFOを務めた経験があります。

2018年から2023年までQUBTのCFOを務め、その後2年間は外部顧問および法務顧問として会社に協力しました。

取締役会はロバーツ氏の豊富な財務管理経験と法務専門性が会社の成長と成功を導く最適な人材であると評価しています。