アリババクラウド、韓国に2番目のデータセンター開設を計画
アリババグループのクラウドコンピューティング部門であるアリババクラウドが、韓国に2番目のデータセンターを開設する計画です。
場所はソウル近郊で、2022年に開設した既存の韓国データセンターとともに、地域内のAI(人工知能)およびクラウドサービスの需要増加に対応するために整備されます。
データセンターは、企業や政府の顧客向けに計算能力とシステムの安定性を向上させる予定です。
アリババクラウドは「統合グローバルクラウドネットワーク」戦略を加速させ、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸、中東など世界中にAI基盤のインフラを構築するため、520億ドル以上を投資する計画です。
今回のデータセンターは6月末までに完成予定です。
簡単に説明すると、データセンターとは、私たちが使用するインターネットサービスを支える大きなコンピューター群のようなものです。
アリババがこうしたデータ処理施設を韓国に増設すると、韓国や周辺地域の企業はAIサービスやクラウドサービスをより速く、より安定して利用できるようになります。
専門家は、この投資がアジア市場におけるクラウド競争力強化に重要な意味を持つと見ています。
韓国のITインフラ強化は、グローバル企業がAIおよびデジタルトランスフォーメーションの環境を促進する上で重要な要素となるでしょう。
株式市場の反応は特に大きく動きませんでしたが、長期的にはアリババクラウド事業の拡大に対する前向きなシグナルと考えられます。
企業のクラウドインフラの拡大は、AIやビッグデータなど先端技術関連市場の拡大にもつながるため注目されています。
私は今回の投資が韓国のIT産業全体にも良い影響を与えると考えています。
特に私たちのように米国株に投資する人も、アリババのようなグローバル企業の動きを注意深く見る必要があると思います。